-Summary-
<実在の人物がモデル>
主人公の国岡鐡造は出光興業の創立者・出光佐三、舞台となる国岡商店は出光興業がモデルとなっています。明治・大正・昭和の時代、名もなき青年だった国岡鐡造の生涯を通して、国岡商店が数々の苦境を生き抜きながら大企業へ成長いていく様が描かれています。
<熱く生きた男、国岡鐡造>
昭和20年8月15日、終戦。敗戦の玉音放送が流れ廃墟となった街々を前に、ほとんどの日本人が未来に希望を見出せぬまま顔を曇らせていました。そんな中、真っすぐに前を見つめ、打ちのめされた日本を立て直そうと情熱を燃やす人物がいました。石油販売を営む国岡商店の店主、国岡鐡造です。
鐡造は戦前に営んでいた中国や満州の海外事業を敗戦によってすべて失いながらも、わずかに残った従業員クビにせず、取れる仕事はすべて取り込みながら国岡商店を再生させていきます。
戦後の混乱期、その後に続く高度経済成長期と、鐡造と国岡商店は機転と行動力で数々の苦境を乗り越えてのし上がっていきます。
戦後の石油がない中でどうやって商品を調達したのか、鐡造が海賊と呼ばれるようになった理由は何なのか?
どん底でも希望を捨てず、むしろそこから立ち上がり日本という国自体を立て直そうとする、鐡造の反骨精神とエネルギー溢れる生きざまに勇気づけられるストーリーです。
引用:http://yorozu-do.com/called-pirate/#i-3