-Summary-
スタジオジブリ作品として提供され、カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門特別賞を受賞した作品がついに始まる。
もともと短編映画の名手であったマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の作品「Father and Daughter」に惚れ込んだジブリの協力の下、マイケル監督が初の長編映画を作成した。
構想から10年という歳月をかけ、満を持して公開されるこの映画は、無人島に流れ着いた一人の男の物語であった。題材としてはありきたりなものであるが、だからこそ、短編映画という儚い世界で数々の感動を作ってきたマイケル監督の構成力が生きると思う。また、ジブリが惚れ込んで10年という歳月をこの映画にささげた情熱、ありきたりな題材をどんな世界に変えたのか、ぜひ映画館で確認したいところです。